モラハラで苦しんでいる方の中に、心身の不調が出て困っている方もたくさんいるかと思います。
私もモラハラ夫との関係で悩み、体調を崩しだいぶ時間が経ってから「カサンドラ症候群」という言葉を知りました。
カサンドラ症候群とは、
だそうです(※1)
自分自身がカサンドラ症候群であるか、またどのような状態をこう呼ぶのか等、上に脚注をした著書のレビューに詳しく書きたいと思いますが、今日はその語源について考えてみたいと思います。
カサンドラとは、ギリシャ神話に出てくる王女のことです。
ギリシャ神話はあまり馴染みのない方も多いかと思います。
ですが、「ヘラクレス」「ポセイドン」「アポロン」など詳しい話は知らなくても名前は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
(個人的な話ですが、私は遺跡や考古学などが好きでギリシャ神話も読んだことがあります。そこで読んだ話に出てきた”カサンドラ”と、その語源から名前がついた”カサンドラ症候群”が繋がっているということは後になって知りました。)
では、ギリシャ神話に出てくるカサンドラとはどんな人だったのでしょうか?
(ギリシャ神話は本当に奥が深く、登場人物の関係性を考えるとかなり複雑になりますので今回はカサンドラがどんな人で、何故それが語源となる病名が付いたのかということのみ書きたいと思います。カサンドラがそこまで重要人物ではないようであまり記載のない本もあります。)
カサンドラとは・・・
清楚で控え目で、それでいて黒い瞳に燃えるような情熱を持っている王女でした。
「私の恋人になってくれたら予知能力を与えてやろう」
と約束しました。
アポロンの恋人となったカサンドラはもらった予知能力で自分の未来を予知してみると、アポロンに捨てられた自分の姿を見たのでした。
カサンドラは逃げ出しました。
逃げたカサンドラにアポロンは怒り、彼女の予言を誰も信じないようにしました。
こうしてカサンドラの予言は常に的中しますが誰も信じてもらえなくなりました。
カサンドラは自分の話を誰も信じてくれないことに苦しみます。(※2)
つまり、
自分のことを周囲が理解してもらえない、このことからカサンドラ症候群という名前がついたそうです。
どうですか?
カサンドラの語源をしって「自分は間違いなくカサンドラ症候群だ!」と思いましたか?
私は正直言って、私はギリシャ神話に出てくる王女カサンドラとは違う理由で辛い思いをしていたなと思いました。
語源は語源として、カサンドラ症候群が正式な病名でなくとも、パートナーとの関係で困り苦しみ身体に不調が出ているようならば、それは大変なことです。
脚注(1)の本のレビューを近々書く予定ですが、そのパートナーと離れたり・距離を置くのもひとつの解決策だそうです。
私も離れることでやっとその不調から逃れることが出来ました。
世の中からモラハラとその被害者がいなくなりますように・・・★
2021.9.23追記 レビュー書きました☆↓↓↓
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari