「部屋がカオス」「まじカオス」って聞くけど、どういう意味なの?
離婚と関係ないじゃないか!そう思うのも当然です。
しかし、モラ夫がよく使ってたんです。私に対する嫌みの言葉として。
「カオスだ」「カオスだ」って。
その前から夫に嫌悪感あり。それ故かカオスの使い方にも全く納得出来ず過ごしてきました。
じゃあなんで記事にするの?
って?
それは・・・この前「カサンドラ症候群とその語源」について記事にしました。
結論だけ言えば、カサンドラはギリシャ神話に出てくる王女の名前なんです。
その王女の境遇と似ていることからカサンドラ症候群って名前になった、なんてことを書きました。
そのときにギリシャ神話を読み返して、いてもたってもいられなくなったので今回「カオス」について書きます!(そんなに詳しくないけどギリシャ神話は何冊か読みました。)
大嫌いなモラハラ夫に「うわ~なに、カオスじゃん」と掃除の出来てない家に対して嫌みを言われたことへの怒りを収める為でもあります。
そのとき言ってやる勇気がなかった。
「あなた、カオスって何のことか知ってる?」っと。
いや、そんなことを言ったら何言われるか・されるかわからない。黙って聞くか、黙って掃除するかしかない悲しい生活を送っていました。
あのときの自分の虚しさや苛立ちやらが相まってこの言葉を聞くと、モラ夫に言いなりになっていた悔しさばかり思い出します。(なので記事にさせてもらいました。)
・・・どうやら「カオス」って ”ごちゃごちゃした状態” やそれから派生して、 ”理解出来ない” なんてふうに使われているらしいですね。
誤解されないよう、ここで先に言わせて下さい。この言葉を使っている人に対して否定的な気持ちは持っていません。モラ夫に言われていた悲しい女の愚痴録です。
どうですか?
ここまで読んで下さったなら「じゃあカオスってなんなのよ?」と思ってくれたのではないでしょうか^^
そんな訳で勝手にカオスについて解説☆
【カオス】(※解釈には諸説あります)
そもそもこの世は巨大なカオス(混沌)の出現によって始まる。
カオスが単独でガイア(大地)・タルタロス(奈落)・エレポス(闇)・エロス(愛)・ニュクス(夜)を生んだ。
そこからアイテル(光・天上)・へメレ(昼)が生まれ、
その後ウラノス(天空)・山々・ポントス(海)が生まれこれにより世界は形を整えてきた。
この後、ついにティタン神族と呼ばれる12人の神が現れる。
有名なゼウスやポセイドンなど、オリンポスの12神が現れるのはその後である。

つまりカオスは始まりの始まりです。
(カオスを神だと書いてある書物もあります。)
世界の出来るその最初の段階に登場したと考えられているものです。
そこから大地や昼・夜、海、山・光などが生まれ "世界" が創造された、というのがギリシャ神話での解釈です。
どうですか?なんだかすごいもののように感じませんか?
私は創世主というか、とてつもなく偉大なものと捉えています。
だから、どうして「部屋がカオス」なのかわからないんです!
それを嫌がらせの言葉として使ってたモラ夫は、「カオス=散らかっている状態」という意味さえ私は知らないだろうと高をくくり、自分が崇高な人間だと思って使っていたんだろうなぁと思います。
あぁ、いつになってもこの悔しさは薄れない。
モラハラ受けた記憶って簡単には消えることなんてないな、っと思った夜でした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari
参考図書:ギリシャ神話の神々 杉全美帆子 河出書房新社 2017.2.28
参考図書:ギリシャ・ローマの神話がよくわかる本 島崎晋 総合法令出版 2012.12.3
参考図書:ギリシア神話の本 松村一男 西東社 2013.7.10