調停の基本6[聞かれること・その2]
前回の記事で「離婚調停で”まず”聞かれること」・離婚の意思について書きました。
両者に離婚の意思がある場合、どのような話し合いに進み、どのようなことを聞かれるのでしょうか?
未成年の子がいる場合、
- 親権を主張するか
- 子の詳細な監護計画
を聞かれます。(聞かれるというより、計画は書面で提出したのち詳しく聞かれるとお思い下さい。)
夫婦間に「未成年の子」がいる場合、なぜ親権を主張するかどうかになるのでしょうか?
日本は父親か母親の単独親権で、親権者を決めないと離婚出来ない(離婚届が受理されない)からです。
日本では、親権者の90%が母親になります。子どもが幼ければ幼いほど「母親優先」の傾向が強いです。
男性としては納得出来ないところであると思います。
私は養育者として適任なほうが、子を育てるべきだと思います。
”母親だから”という理由だけで親権を母親にするのは間違っていると思います。
※親権者を決める際に、監護者(実際に養育するほう)と親権者を分けるという場合があるそうですが、調停中、調停委員からも弁護士さんからもこのような提案はありませんでした。稀なケースなのではないかと思います。
そういった事情はさておき、
母親・父親、両者が親権を主張した場合、
- 詳しい監護計画
を提出することになると思います。
私の場合、元夫は「養育費を下げる目的で」親権を主張していましたが、一応両者が主張しているということで、互いに監護計画を提出しました。
(弁護士さんから聞いた話ですが、モラハラやDV人間の場合、調停で嫌がらせ目的でこういったこと(親権を主張したりすること)があるそうです。)
そこで、「それ嫌がらせでしょ」と言ってもどうしようもありません。
監護計画を考えるあたりから、面倒くささが出てきて突っ込みどころだらけの監護計画を提出するか・途中で「親権は譲るから養育費を下げてくれ」などと言ってくるはずです。
※うちのモラ夫もそうでした。
では、詳細な監護計画とはどのようなものでしょうか?
- 住居はどうするか
- 転居・転校などを伴うか
- 仕事はどうするか(金銭的に養っていけるか)
- 育児などを手伝ってくれる親族等はいるか
- 自分の健康状態
などなど・・・こんなことを書きます。
裁判所のホームページに詳しい内容が載っています。全て書く必要があるか、また他の項目も必要かは各々で違うかと思いますが、ここには18項目が載っています。
是非そちらを参考になさって下さい。→こちら☆
正直、これだけのことを詳細に記載となると、本気で親権がほしい人でも文章を考えて資料を作成・・・と考えるとちょっとクラクラしてしまいそうです。
それが、本気で育てる気のないモラハラ男だったらどうでしょう?
途中で諦めて作戦変更するか、嘘で塗り固められた陳述書を作るでしょう。(うちのモラ夫は後者、あり得ない監護計画出してきました・・・)
相手が途中でやめるか、はたまた最後まで親権を主張するかはわかりませんが、
両者が親権を主張した場合、聞かれるのは
詳細な監護計画です
転居や転校などを伴わないほうが好ましいと言われていますが、、、本気で育てる気がない人はバレると思います。
モラ夫が相手ならそこまで怖がらずに挑んでください!
今日は親権を主張した場合の話だけになってしまいました。
そう、調停は長いです。聞かれることも話すこともたくさんあります。
また次回もその後の展開について書いていけたらと思います。
次の記事はこちら↓↓↓ 離婚が決まったあと、話し合いは続く?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari
参考URL:裁判所(子の監護に関する陳述書)