モラ夫のモラモラエピソードを綴る「モラの館」、3回目です。
交際に至ったあとは、交際中~婚約までを綴ります。
【episode0-3 押されに押されてあっという間に婚約】
登場人物
私=妻・・・akari(あかり)
夫・・・モラ次郎
交際を開始したが、正直そんなに好きな訳ではなかった。
それにモラ次郎からもそういった熱い気持ちを感じることもなかった。
ただ、平和だった。
交際開始。優しかったあの頃
私が「今日はこうしたい」と言えば、「良いよ」と言ってくれたし、
「ご飯食べるところ決めて」と言えば、ササッとやってくれた。
デートの約束も、提案もモラ次郎が積極的にやってくれたし、
待ち合わせ時間に遅れるなんてこともなく、いつも約束の時間より先に到着して、
私のことを待っていてくれた。
ひとつの不満 これはモラの前兆だったのか?
付き合っているとき、ひとつだけ不満があった。
それは私が休みだとその時間の全てをデートに充てさせられることだった。
その頃、仕事は私の方が忙しかった。
お互い一般的な休日形態の会社に勤めていたが、私のほうが休みは少なかった。
土曜日になると、「9時に渋谷に集合」などが普通。
自宅から1時間以上かかるところが集合の場合でも、いつも9時集合だった。
私はしんどかった。
休みの日くらいゆっくり寝たかったし、やりたいこともあった。
でもそれは聞いてもらえない。
「疲れてるから帰りたい」と途中で言うと、意味を勘違いしてウキウキホテルに連れ込もうとするような人だった。
もしかしたら、この「疲れているから帰りたい」をそんなふうに捉えるなんて、感覚が違ったのかもしれない、と今は思う。
それに、仕事をしていない時間=一緒に過ごす という考え方も愛されているからだと自分に言い聞かせていたが、モラ次郎からの押し付けだった・・・とも考えられる。
とにかく今となっては後の祭り。
ついに婚約。
そんなふうに付き合っているうちに、モラ次郎のほうから、
「いちいち待ち合わせして会って、帰って、、、って大変だから、結婚しよう」
と言われた。
(一応もう少しロマンティックだったが、思い出したくもない。)
プロポーズされたのなんて、当然初めてだったけど、どうしても涙を流せなかった。
ドラマではいつも、プロポーズされた女性は涙を流して喜んでいたのに、私はそうでなかった。
ただ、
「この人と居ても、そんなにときめかないけど、平穏に暮らせるはず」
という気持ちがいつもあって、そこでプロポーズを承諾したのでした。
あとは、年齢という見えないものに縛られていた。
そう、交際から婚約まで、あっと言う間。
モラ次郎は一刻でも早く「モノ」にしたかったんだろう・・・と今なら思う。
これが私の地獄の結婚への始まりの始まりです。
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akari