モラハラは性格か、それとも精神疾患なのか?
私の夫はモラハラでした。
「元」夫となった現在も、私のことを自分の所有物だと感じているようです。
私は結婚後間もなくして始まった夫からの威圧的な態度と物言いに、最初苦しみました。”結婚なんかしなきゃよかった””離婚したい”とまだ新婚数日で感じていましたが、どうしてか・いつからかその気持ちを忘れ”支配されている状態”が普通になってしまっていました。
”夫に怒られるからこうしなきゃ”
”夫はこうなっているのが好きだからそうしておかなきゃ”
など、気付けば「普通でない」ことが「普通」になっていました。
(こういう、人を操るという面では本当にお見事だと思います。)
結婚当初、不満や要望は伝えていました。でもそれを聞き入れてくれたことは一度もありませんでした。
それどころかそれを逆手にとって「お前はおかしい」などと言われるようになりました。言っていることもコロコロ変わりました。
「前にこう言ってたよ」
と言っても「言ってない」と言って私を否定しました。
だんだんと自分の意見を言うことはなくなりました。
言ったところで罵倒されるだけで悲しくなるからです。気持ちを共有出来ない辛さと、自分を否定される辛さから逃げました。
そういう不満はあるものの離婚したいかと言われるとそこまでのエネルギーはなく、夫の気持ちを逆なでしないように言うことを聞く。そうしているのが一番ラク。
そんな生活を何年も送っていました。
そしてその頃はまだ「モラルハラスメント」という言葉は今ほど一般的ではありませんでした。
私が自分の夫がモラハラだと気付く前のことです。
TVのワイドショーで三船美佳さんと高橋ジョージさんの離婚問題についてやっていました。(詳しくはここに女性セブン2015年のものを記事に起こしたリンクを載せます)
そのときは、
「モラハラってなんぞや?」
と思ってあまり深く考えませんでした。
ただ、「そんな若い子と結婚したんだから離婚したればええやん」ぐらいに思っていました。
そう、私自身モラハラについて全く知らなかったし、自分には関係ないこととを思い調べもしなかったのです。
・・・自分が洗脳されていることにも気が付かず。
本当に怖いです。洗脳されてしまっていて、そんなことを考える思考されも抑制されていたんです。
ただ言うことを聞いてたんたんと生活する。怒らせないように。気分を害させないように。
そんなときに転機がきました。
私の妊娠です。
なかなか妊娠しないことに対して、医師の診断もなしに一方的に私のせいにされていました。病院にいくよう命じられひとりで行きました。
「あなたは行かないの?」
と聞くと、「俺は絶対に問題ないから関係ない」と言われました。
そんなおかしなことさえ疑うこともなかった自分が恥ずかしい。
そこから紆余曲折ありましたが、しばらくして妊娠しました。
そこから徐々に私は目が覚めていきました。つづきは次回以降の記事に書きたいと思います。
次回は「モラハラ」とは何なのか?の記事です。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari