前回の記事で、自分が夫からモラルハラスメント(=モラハラ)を受けていたこと。
しかしそれに気が付かず過ごしてきたこと、あることをきっかけにそれに気付き始めたことについて書きました。
一旦話を戻して、モラハラとは一体何なのか?について考えてみたいと思います。
モラルとハラスメントは日本語ではこのような意味にあたります。
モラル・・・倫理・道徳意識。道徳的に正しい行動のこと。
ハラスメント・・・嫌がらせ・いじめ。相手を不快にさせたり、尊厳を傷付けたりすること。
次に、モラル・ハラスメントとは?
※参考図書からの引用・抜粋
モラル・ハラスメントとは、言葉や態度による精神的な嫌がらせ。
人格的に問題のある人が、ゆがんだ自己愛を充足させようと、家族や同僚などを貶め(おとしめ)非難する行動を繰り返し、相手の心を支配する行為をいいます。
不機嫌な態度や理論的に相手を責める言葉によって、相手を自分の思い通りに動かそうとすること。本人に虐待という意識はほとんどない。
問題はその異常な状況に対し、精神的な虐待を受けていると認識できなくなること。
どうですか?
貴方のパートナーはどの程度当てはまりますか?
どの部分に一番共感出来ましたか?
私が一番「ここだ」と思った節は、
”不機嫌な態度や理論的に相手を責める言葉によって、相手を自分の思い通りに動かそうとすること”
という部分です。
とにかく自分の思い通りに動かしたいんです。
些細なこと(と私が思う時点で夫婦の認識が違うのだろうと思いますが)でもひとつひとつ妻(私)のやることを自分のやり方に従わせる。
「でも」などと言ったもんなら理屈を並べて自分を正当化する。
最初は「でも」と言って自分の意見を言っていたつもりが、何を言っても聞いてもらえずそれどころか非難される毎日に疲れていきます。
次第にただただ従って過ごす毎日になります。
そう、ここが問題点と指摘されている
「その異常な状況に対し、精神的な虐待を受けていると認識できなくなること。」
私もまさに認識出来ず、相手の思想に近づいていた時期がありました。
いつか機会があれば書きたいと思うのですが、そのせいで自分に良くしてくれていた相手にひどいことをしました。モラ夫に命令されたからです。なんの疑いもなくひどいことをして、今も絶縁状態です。
今さら何を謝ったらいいかわからないですし、ただ後悔だけが残っています。
きっとモラ夫は周りと縁を切らせることによって、より自分だけのものにしたかったのでしょう。
いろんな本にありますが、本人に自覚がない為、このモラルハラスメントをやめることはもちろん改善するということはほぼないそうです。
距離を取ることでしか解決出来ない事例も多いそうです。
どうか苦しんでいる皆さん、自分を非難せず、気持ちをしっかりもってなるべく体力を蓄えて下さい。
戦いには想像以上の体力・精神力が必要です。
今日はモラハラについてだけの記事になってしまいましたが、続きもまた綴っていきたいと思います。
次の記事は、「パーソナリティ障害」についてです。モラハラ人間はこの障害を持っているのでしょうか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari
参考図書:離婚のための準備と手続き改訂5版 鈴木幸子 柳沢里美 新星出版社