夫が怖くてたまらない
梶山寿子 ディスカヴァー携書 2016.6.20 302P
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価格:1,210円 |

この本は何人かの実体験が書かれています。
その折にDVに関する情報などが盛り込まれています。
また、子ども目線のDVについても書かれています。
モラルハラスメントは実際殴る・蹴るなどの直接的な暴力がなくとも
ときちんと書かれています。
その他にも経済的虐待など、DVに入ることについて詳しく書かれており、
とても勉強になりました。
DVの問題点、社会の認識との葛藤など、被害者ならうなずけることがたくさんあるかと思います。
私が一番うなずいた部分は、P186~にある「芸能人のモラハラ離婚」の部分です。
本にはこのように書いてあります。
(※二人は2013年12月別居、調停や訴訟などを経て、2016年3月に協議離婚という形で離婚が成立したと言われている)
まさに私もここに書かれている一人でした。
この二人の話題が連日ワイドショーなどで騒がれていたときに、
「モラハラ」
という言葉を知ったのだと思います。
でも「モラハラってなんぞや」といったくらいの気持ちで、あまり深く考えませんでした。
このとき、私は既にモラハラの被害に遭っていました。
なのに、「全くの他人事」だと思って聞き流していました。
二人のことは”美佳さんが離婚したがってんだから、ジョージさんも離婚してやればいいじゃん”くらいに簡単に考えていました。
それから数年経ち、夫のモラハラが私の妊娠をきっかけにひどくなりました。
思い出したくもないようなひどい言葉をたくさん言われました。
そのときにふと、以前TVで聞いたこのニュースを思い出しました。
と、同時に「モラハラかも・・・」と思ったのでした。
すると三船美佳さんが話されていたことが、まさに自分に当てはまるということに気が付きました。
きっと私だけでないのではないでしょうか。
このニュースをきっかけに「モラハラを知り」「モラハラに気付いた」という人が。
そんなことを再び考えるきっかけとなった本でした。
暴力や暴言などに悩まされている方におすすめの一冊です。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari