本のレビュー、今回は、
「変貌する恋愛と結婚 データで読む平成」
小林盾・川端健嗣 新曜社 2019年4月8日 2500円+税 278P
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変貌する恋愛と結婚―データで読む平成 (成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書)

- 総合オススメ度:★★☆☆☆
- 基本情報:★★★☆☆
- 読みやすさ:★☆☆☆☆
- 説明のわかりやすさ:★★☆☆☆
- この本をオススメしたい人:平成時代に多様化した恋愛と結婚はどのような変貌を遂げたのか・・・を詳細に知りたい人
- この本に不向きな人:結婚率や離婚率、その理由などを知りたい人
この本は表紙の絵が、面白そうな本と期待して読んだのですが、
面白みを出して書いてある本でなく、真面目に膨大なデータを収集し、それを解析した本です
サブタイトルに、
とあったので ”おもしろそう” と思ったのですが、かなり真剣に分析しています。
例えば、
このようなことが仮説を立て、それに応じてアンケートをとりそのデータをまとめ、結論として展開しています。
もうそれは多岐に渡っており、あまりに事細かにデータをとっており読むのが大変です。
「漫画でみる恋愛観の変化」や
「キャバクラ嬢の恋愛事情」
など、ちょっとタイトルと逸れてる・・・?ような項目もあります。もちろん自分が気になるところだけピックアップして読めばよいのでしょうが、たんたんとデートが書かれており少し読みづらいです。
私は、自分がした結婚・離婚について、その知りたい情報というか、なんか面白そうなデータがあるかな~なんて読んだのですが、あまり得られませんでした。
ひとつだけ、引用させてもらうと、
- 再婚経験者は1回のみ結婚者と比べて、学歴が低い
う~~~ん
わかるような、わからないような。
学歴が低い、というより早く社会に出ている人のほうが、早く結婚するチャンスが来るから→1/3も離婚する現在→また結婚するチャンスに巡り会うのでは?
という個人の見解も踏まえつつ読むと、なかなか面白いとも言えます。
でもあまりにビッグデータ過ぎて、細かすぎて、結論がたくさんありすぎて読むのが疲れました。
平成の世の、恋愛と結婚をあらゆる角度から知りたい!という方にオススメです。
最後に。
タイトルに書いた「恋愛経験豊富な人ほど結婚率は高いか?」の答えは、
など、答えが簡潔でなく個人的に少し分かりづらい分析だと感じてしまいました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari